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【オリジナル曲】ゲン

【歌詞】

まぶしすぎる閃光放ち 影だけ残し きみいずこ

風が全て飲み込んでった 晴れた真夏の朝に

日常にかまけすぎた 退屈にも思えた日々

失って初めて分かった 幸せだったということ

ああ 狂いそうになる 揺らめいて

帰りたい街は 帰りたい日々は

轟音の中に 僕を置いてった

あの日と同じ 真夏の太陽よ

無音の空に 僕も連れてってよ

帰れないあの日 帰れないきみに

帰れない僕は 一人佇んで

あの日と同じ 真夏の太陽よ

無音の空に きみはいずこ

帰りたい街は 帰りたい日々は

轟音の中に 僕を置いてった

あの日と同じ 真夏の太陽よ

無音の空に 僕も連れてってよ

帰りたい


【制作後記】

学校の図書室で読んだ「はだしのゲン」。

あまりにショックな内容だったのですが、私は子供ながらに「目を背けちゃいけない」と思いながら読み進めたのを覚えています。

最近はもう8月になっても戦争の特番みたいなのをテレビで見なくなりました。

ショックもなければ感動も少ない、そんなコンテンツばかりになった気がしますね。

行間を読んだり、想像をふくらませることがどんどん苦手になっていくだろう、Z世代以降の人たちには、どんな媒体でもいいから、少しでも過去にあった戦争について思いをめぐらせてほしいなと思ったりします。

前置きが長くなりましたが、この歌では、「はだしのゲン」をテーマに、ド直球に原爆の世界を描きました。

皮肉にも、アメリカのバンド「グリーン・デイ」の『Wake Me Up When September Ends』の影響をモロに受けてます。

わかりやすすぎてすみません…。

これまで、いろんな戦争の作品に触れてきましたが、一般市民がいかに捨てゴマのように扱われているか。

敵も味方もそれぞれに守りたい人がいて、わけもわからないまま死に、悲しみや恨みを歴史に刻み続ける。

私はそんなのはいやだ。

できたらみんな笑って暮らせる世の中がいい……なんて、平和ボケですかね?

私自身は、共存を選ぶか絶滅を選ぶか、人類が試されていると思います。

絶滅を選ぶなら、もはや思考の敗北というか。

ぜひ英知の限りを尽くして、ユートピアを実現する人類を見てみたいです。

そのために脳みそを使わないんなら、もう人間じゃなくてサルでいいじゃん、と思うのです。

とりあえず私にできることは、歌を作ることなのでそうさしてもらいました。


『ゲン』のピアノスコアの一部。

この曲、ほとんどピアノはデタラメですが、入力したピアノロールをお見せすると……

↑こんな感じ。

私の自己満足でしかありませんが、ピアノロールで閃光が炸裂する様子を描きました。

文字通り、描きながら音を作った感じです。

これはDTMならではの作り方ですね。

私自身は、リズムに合わせてあたかも弾けてるかのように鍵盤を叩き、後から鬼の修正をかける方法でいつも体裁を整えております。

それがこの音源になると思えば、誰でも音楽作れそうでしょ?


というわけで、私なりの反戦歌『ゲン』のご紹介でした。

こちらの楽曲は各配信サービス以外に「レコチョク」でダウンロードも可能です。

ぜひ聴いてくださいね。

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